瞑想を始めて2ヶ月。2025年10月の記録まとめ

  • 月間瞑想合計時間:44.5時間
  • 1日平均瞑想時間:約1.44時間
  • 累計瞑想時間:100.5時間

10月は、月の半ばに受けたある資格試験の影響で精神が大きく揺らぶられた1ヶ月でした。その影響で瞑想は「浅い」状態が続きましたが、後半には新たな目標設定や、瞑想の質に関する大きな気づきが得られました。

この1ヶ月の変化を「1. 精神面:試験という試練」「2. 瞑想の質と実践」「3. 体調・感覚の変化」の3つの側面からまとめてみます。


1. 精神面:ある資格試験という「雑念」との戦い

10月は、試験という非常に大きなイベントに精神が支配された月でした。今となってはどうでもよい資格試験なのですが10月中旬までは大事な試験だという位置づけにありました。

前半 (1日〜15日): テストへの不安と反省

資格試験の受診準備(1日)と、受診後の「メンタルも体力もボロボロ」(2日)という状態から始まり、月の前半はまさにその試験のことで頭がいっぱいでした。

試験の受けた後の自己採点はあんまり良い結果にはなっていませんでした。そのせいで「テストでのできなかった部分が頭をかすめ」(2日)、「自分のテスト時の認知能力の低さと等々、正しい判断への足かせになってい」た(3日)など、分析を始めてしまい瞑想中も反省モードの思考がフル回転状態でした。

結果が出る15日までは、「心配しても仕方がないがこればかりは止まらない」(7日)、「試験の結果が気になってしかたがない」(10日)と、瞑想は「浅い」状態が続いていました。雑念まみれです。

後半 (16日〜): 結果の受容と新たな決意

16日、試験の結果が出て予想より良くもなく一度は落ち込むものの、すぐに「吹切れている」状態へと開き直ることができました。これも瞑想の成果かもしれません。

これを機に、以下のような新しい修行のルーティーンと高い目標を掲げました(16日)。

  • 短期記憶トレーニングと瞑想
  • スタンディングデスクを活用して読書
  • そろばん
  • 記憶の宮殿
  • 瞑想は一年で1000時間達成(1日3時間必須)

2. 瞑想の質と実践:「浅い瞑想」からのブレイクスルー

その試験の影響もあり、月を通して瞑想の「質」については悩みが続きました。

「浅い瞑想」の継続

「雑念ばかりで浅い瞑想が続いている」(4日)、「相変わらず深い瞑想にならない」(14日)、「なんだか最近瞑想の質は落ちてる気はしてる」(21日)と、自分でも質の低下を自覚していました。

ブレイクスルー:「フロー状態」の体験 (24日)

しかし24日、瞑想中に大きな転機がとなることがありました。頭痛に悩まされながらも、「頭痛を客観視して切り離してしまえばいい」と俯瞰した視点からの問題解決法を思い付き、実践したところ、1.5時間が1時間にも満たない感覚で過ぎ去るという「ゾーンに入った感じ」を体験することができました。

これは、「心理学でいう『フロー状態』、あるいは瞑想でいう『三昧(さんまい)』の入り口に近い状態」とのこと。よくわかりませんが、いいことらしいです。

この体験から、「雑念まみれの瞑想をしているという自覚事態が前頭葉への負荷でありこの負荷をかけ続けることが正しい瞑想」という、非常に大事なことに気が付くことができまい舌。

「動かない」ことへの意識

この気づきを受け、月の終盤は「姿勢を正して動かないことを徹底させる」(25日)、「微動だにしないこと、姿勢の維持だけに集中」(26日)といった、瞑想の基本的な型を固める意識が強まりました。

一方で、「夜更かし」が原因で「退屈感じていて」「寝ることをためらってしまう」(29日)という日もあり、「継続以外に活路は無い」と自らを戒めたりしています。まだ精神の深いところではグラグラで定まっていないようです。


3. 体調・感覚の変化:肋軟骨炎の自己診断と完治

10月は、はっきりとした身体的不調と、そのセルフケアによる完治という経験もしました。

肋軟骨炎の自己診断と完治

月の初め、8日には「胸の痛みのせいで集中ができない」状態になりました。しかし、Youtubeなどで症状を検索し、自身の症状がほぼ「肋軟骨炎」であると自己診断(8日)ができました。

すぐに対策を講じ、「肺呼吸ではなく腹式呼吸を意識すると胸が痛くならないことに気が付いた」(11日)、「筋膜リリースの筒で脇腹の前鋸筋のリリースを試してみた」(11日)結果、16日には「肋軟骨炎であろう痛みはなくなった」と、セルフケアで完治することができました。

「ながら瞑想」の兆候

27日には、外出中の「歩行時に瞑想時と同じ思考をしていることに気が付いた」と、瞑想状態が日常に浸透し始めている(ながら瞑想)感覚も得ることができました。


まとめ:10月は「試練と再起」の1ヶ月だった

資格試験という大きな精神的試練に見舞われ、瞑想の質自体は「浅い」ものに終始した1ヶ月でした。

しかし、その結果が出てしまえば開き直ることが出来、瞑想「1日3時間」「1年1000時間」という、具体的な目標を改めて設定し、現状は1日に1.5時間を最低目標にあまりストレスを過度にかけることなく徐々に瞑想時間を増やしていこうと当面の方針を設定できました。

特に24日の「フロー状態」の体験と、「雑念の自覚こそが正しい負荷」という気付きは、今後の瞑想修行において大きな支柱になりました。月末には「飽き」との戦いも始まりましたが、11月にはこの辺りに留意して、瞑想の実践を継続していくことになります。

瞑想を始めて1ヶ月。2025年9月の記録まとめ

  • 月間瞑想合計時間:56時間
  • 1日平均瞑想時間:1.87時間
  • 累計瞑想時間:56時間

瞑想を習慣化しようと「1日3〜4時間」という高い目標を掲げて、試行錯誤していた時期でした。

この1カ月で自分の中で起きていた変化の記録を「1. 取り組み姿勢」「2. 思想・精神面」「3. 体調・感覚」の3つの側面からまとめてみます。


1. 取り組み姿勢(アプローチ)の変化

まず一番大きく変わったのが、瞑想への向き合い方、特に「何を意識するか」でした。これは月の中で大きく変化していきましたね。

初期 (1日〜3日頃): とにかく試行錯誤と技法への挑戦

瞑想生活を開始したばかりの頃は、1日3〜4時間の目標を達成するために、「気が付いたら常に瞑想する」ことを自分に課していました(1日)。

有名な「数息観(呼吸を数える瞑想)」にも取り組もうとしたんですが、これがなかなか難しくて。疲労感からうまく集中できず、かなり難航しました(1日)。

そこで、「廊下瞑想(ビジョンを使った数息観)」というのを自分で考えてみたり、漢数字やアラビア数字をイメージする方法を試したり…と、どうにか集中しようと技法を積極的に試行錯誤していた時期です。(2日)。

中期 (3日〜9日頃): 思想的な理解と、実践のギャップ

3日目に、私の中で大きな気づきがありました。それは「(瞑想中に)答えを求めない」「ただ受信する」「只ある存在になる」ということ。頭では「これだ!」という気付きがありまいした。

でも、実践となると話は別で…。やはりまだ心のどこかで「右脳的な効果」(6日)や「右脳の覚醒」(9日)を期待してしまっている私がいました。理想と現実のギャップに悩んでいた時期です。

後期 (10日〜): 「結果を手放す」姿勢への転換

そんなモヤモヤを経て、10日目にはっきりと方針が固まります。「結果を求める意思は必要だけど、瞑想中に結果を求めてはいけない。結果は運任せだ」と。

そこからは、意識を「姿勢のキープ」「呼吸の方法」「時間の確保」といった瞑想の「準備」だけに集中させることにして、あとは「思考を放棄する」。この姿勢が、今の自分の瞑想スタイルの土台になっています。


2. 思想・精神面の変化

瞑想観や、私自身に対する認識にも大きな変化がありました。

瞑想観の深化

始めた当初は「雑念ばかりの瞑想」(1日)だったんですが、3日目には「左脳(分析)と右脳(受信)」の役割について深く考察するようになっていました。

特に、曹洞宗の「只管打坐(ただ坐る)」という考え方を知ったのは大きかったです。「禅僧型(覚醒型)」と「ラマヌジャン型(受信型)」の瞑想の違いを私なりに整理しようとしたり(3日)。

7日目には「この世界が面白くないのなら、面白く見えるようになるしかない。只管打坐しかない」と、ある種の覚悟のようなものが自分の中に芽生えていました。

自己認識と精神状態

面白いことに、瞑想を始めた当初から「気分はすでに良い」(1日)状態ではありました。

7日目には、24時間断食に挑戦した影響もあってか、ふと自分の過去、臆病だった子供時代のことなどを思い出したりして、自己分析的になっていました。

一番の変化を感じたのは8日目です。私はマンション住まいで共同エントランスはオートロックなのですが、誤って鍵を持たずに朝のゴミ出しのために外に出てしまい、締め出されるという小さなハプニングがあったんです。しかし、不思議と「気分は少しも悪くならなかった」んです。「気長に立ちながら瞑想してればいいや」くらいに自然に思えました。これは、以前の私なら結構落ち込んでいたはずなので、驚きました。


3. 体調・感覚の変化

瞑想が深まるにつれて、身体的な感覚や、夢・ビジョンといった無意識の領域にも変化が現れ始めました。

身体認識の向上 (カラダスキャン)

4日目、5日目あたりから、「体の不調に敏感になる」という変化がはっきりと出てきました。瞑想のおかげで、自分の体をスキャンする能力が上がったんだと思います。

具体的には「左足つけ根のはり」や「右尻と腰のはり」といった、今まで見過ごしていた不調に気づけるように。瞑想中に、その場でストレッチやマッサージをして即座に対処していました。本当は動かず体の反応を観察するのがマインドフルネス瞑想の作法ですが、この時はよくわかっておりませんでこの対応で良しとしていました。

感覚・体験の変化

いくつか不思議な体験もしました。

  • 多幸感 (5日): 瞑想中に「体がふわっと軽くなる感じ」がして、「ものすごくハッピーな気分になる」という「多幸感」を、短い時間ですが体験しました。
  • 断食の影響 (7日〜8日): 24時間断食の後、「体は楽で軽い」「感覚は鋭くなってる気がする」「気分もとても平静」という状態になりました。
  • 時間感覚 (6日): ウォーキング中に、時間経過が非常に早く感じる(思考停止状態?)という不思議な体験もしました。

夢とビジョン (右脳の活性化?)

これが一番驚いた変化かもしれません。

  • ビジョン: 5日目には「やせ形のレオタードを着た人が機敏に踊る」という滑稽なビジョンが(笑)。10日目には「綺麗な青色」や「一面にまばらに広がる星空」のビジョンが見えました。星空は5秒ぐらいですが、他の映像と比べても長く見えた映像で結構感動しました。
  • 夢: 9日目、10日目には「かなりはっきりした夢」「夢の映像がカラフルで鮮明になってきた」といった変化が現れました。私としましても右脳の活性化かなと分析しています。

まとめ:9月は「土台作り」の1ヶ月だった

こうして9月の記録を振り返ってみると、当時は、瞑想の習慣化と時間確保に苦労しつつも、理論と実践の両面から集中的に取り組んでいたことが分かります。

特に、月の前半で「数息観」などの技法を試みた後、中盤で「只ある」という思想的な理解に至り、最終的に「結果を手放し、姿勢と呼吸に集中する」という今の方針を固められたプロセスが、自分にとって大きかったと思います。

この精神的な姿勢の変化と同時に、体調への気づき、鮮明な夢、瞑想中のビジョンといった体験が増えてきた。内面的な変化が、具体的な感覚の変化として現れ始めた…そんな「土台作り」の1ヶ月だったな、と改めて感じています。