【仮説】：光は「粒子」ではない？「ゴムジャングルジム仮説」簡易説明版

「光って、”粒子（つぶ）”なの？それとも”波”なの？」

物理学にちょっとでも触れたことがある方なら、もれなくこの謎にぶち当たるのではないでしょうか。
物理学者の答えは「どっちでもある」なんですが、正直、私には全くしっくりきませんでした。

私は悶々とした日々を過ごしながら考えつづけ、一つの「仮説」にたどり着きました。

もしかしたら、「光は “粒子” である」という、その”定義”自体が、そもそも間違いなんじゃないかと。

今日は、私が思いついた「ゴムジャングルジム仮説」について話してみたいと思います。

まず、想像してみてください。
この宇宙全体に、巨大で、目には見えない「ジャングルジム」が張り巡らされています。
しかも、そのジャングルジムは硬い鉄ではなくて、「ゴム」のように伸び縮できる素材でできています。

この「ゴムジャングルジム」が、私たちの世界の土台です。

では、「光子（光の粒）」とか「電子」と呼んでる「粒子」とは何なんでしょうか？

それは「ビー玉」みたいな“モノ”ではない。
その「ゴムジャングルジム」が“ブルッ！”と震える、「現象」そのものなんです。

光源（ライト）が「ドン！」とジャングルジムを叩くと、その振動が「波」としてゴムを伝わっていく。
その「波（振動）」こそが、「光」の正体だと考えました。

つまり、

というのが、この仮説のキモになります。

でも、物理の実験では「光子を1個飛ばす」とか「電子が1個当たった」みたいに、「粒」として数えられます。
これはなぜか？

それは、人が「観測」しているからです。

あの有名な「二重スリット実験」で考えてみましょう。

この「壁にぶつかった」瞬間こそが「観測」です。

飛んでる間は「波」として広がっていた「可能性」が、壁にぶつかった瞬間に、たった1点に「ドン！」と収束します。

物理学者は、この最後の「ドン！」という結果だけを見て、「ああ、“1個の粒子”がここに飛んできた」と判断してるのではないか。
それが、「粒子」だと勘違いをしてる理由だと思われます。

この話を深めていくと、もう一つの疑問が出てきます。

「じゃあ、質量がゼロの『光子』と、質量がある『電子』は何が違うのか？」

これも、「ジャングルジム」で説明できます。

光子（光）
これは「電磁場」っていう名前の、光子専用のジャングルジムを伝わる振動です。
このジャングルジムは、他のものに邪魔されず、スルスルと振動を伝えられます。なので、抵抗ゼロ（＝質量ゼロ）で、光の速さで飛んでいけます。
電子
これも「電子場」という、電子専用のジャングルジムを伝わる振動です。
しかし、こっちのジャングルジムは少し厄介で、「ヒッグス場」という別のレイヤー（ジャングルジム）が、ガツガツと干渉してしまいます。

この「まとわりつく抵抗（動きにくさ）」こそが、「質量」の正体ではないか。
（これは物理学者が実際にとなえている「ヒッグス機構」というしくみです）

ですから、電子も光子も、本質は同じ「ジャングルジムの振動（現象）」ですが、その「ジャングルジムの性質（抵抗があるかないか）」が違うだけ。そう考えれば、全部スッキリとつながります。